物質・デバイス領域共同研究拠点は、研究者が各々の研究機関の枠を越えて共同研究を行う体制を整備するという共同利用・共同研究拠点の理念のもと、北海道大学電子科学研究所(北大電子研)、東北大学多元物質科学研究所(東北大多元研)、東京工業大学科学技術創成研究院化学生命科学研究所(東工大研究院化生研)、大阪大学産業科学研究所(阪大産研)、九州大学先導物質化学研究所(九大先導研)により形成された拠点ネットワークです。
2010年に文部科学省より共同利用・共同研究拠点認定を受けて以降、物質・デバイス領域の共同研究を促進するために、精力的に活動を展開してきました。
拠点事業の柱となる公募では、毎年多彩なプログラムを用意し、国公私立大学や国立研究機関、高等専門学校等に所属する研究者に対し、共同研究のための研究費の支援を行ってきました。14年間の応募・採択総数は、7000件に迫るまでになっています。
2022年度から始まった第3期においては、これまでの5課題(基盤、施設・設備利用、展開、次世代若手、COREラボ共同研究)に加え、異分野融合型のクロスオーバー共同研究を新設したほか、社会的課題の解決を目的とした機動的共同研究プログラムの募集を行い、2022年度は470件、2023年度は505件の課題を採択しました。
今後も、拠点構成研究所を中核として、国内外の研究者コミュニティーとの連携を強化し、マテリアルイノベーションの活性化を推進させるべく、共同研究を支援していきます。
認定期間:2022年4月1日~2028年3月31日 文部科学省ホームページ