公募Q&A

物質・デバイス領域共同研究拠点について

物質・デバイス領域共同研究拠点とは何ですか?

研究者が各々の研究機関の枠を越えて共同研究を行う体制を整備するという共同利用・共同研究拠点の理念のもと、北海道大学電子科学研究所、東北大学多元物質科学研究所、東京科学大学総合研究院化学生命科学研究所、大阪大学産業科学研究所、九州大学先導物質化学研究所により形成された拠点ネットワークです。

物質・デバイス領域共同研究拠点を利用するメリットは何ですか?

拠点ネットワークを構成する北海道大学電子科学研究所、東北大学多元物質科学研究所、東京科学大学総合研究院化学生命科学研究所、大阪大学産業科学研究所、九州大学先導物質化学研究所の豊富な人材と共同研究ができ、5研究所の場所及び装置を利用することができます。

どのような研究分野がありますか?

以下の5つの研究領域があります。
物質・光・生命・数理複合科学研究領域(北海道大学電子科学研究所)
物質創製・先端計測研究領域(東北大学多元物質科学研究所)
物質組織化学研究領域(東京科学大学総合研究院化学生命科学研究所)
ナノサイエンス・デバイス研究領域(大阪大学産業科学研究所)
物質・材料機能研究領域(九州大学先導物質化学研究所)

「物質・デバイス領域共同研究拠点」を英語ではどのように表記しますか?

「Network Joint Research Center for Materials and Devices」です。

ロゴはありますか?

「協力しあいながら高めあう」を、モチーフとして、5色のパーツからなるロゴがあります。使用を希望される場合は、拠点本部(njrc*sanken.osaka-u.ac.jp、*を@に変換してください)までお問い合わせください。

使用できる施設・機器にはどのようなものがありますか?

施設・設備の利用については、トップページのメニュー「公募情報」の「機器/研究領域紹介」をご覧ください。また、共同研究パートナーをお探しの方は、トップページの「研究者データベース」を参照して下さい。

公募について

基盤共同研究とは何ですか?

物質・デバイス領域の萌芽となる、自由な発想とアプローチによるボトムアップ(提案)型の研究です。

施設・設備利用とは何ですか?

5研究所が所有する装置を利用する課題を公募する研究です。利用可能な施設及び設備はこちらをご参照ください。

展開共同研究とは何ですか?

2ヵ所以上の研究領域(研究所)と共同研究を行うことにより、人材交流の促進、多角的な視点を経て独創的な研究へと発展させることを目指します。

クロスオーバー共同研究とは何ですか?

2022年度より新設された課題で、例えば、マテリアル×AI、物質×光、生命×数理、マテリアル×社会科学、等を組み合わせて異分野融合研究へと発展させ、新しい研究の創造へとつなげていく目標設定型プログラムです。

次世代若手共同研究とは何ですか?

大学院生、学部生、高専専攻科生等が、先駆的かつ挑戦的な研究を実施できるよう支援するプログラムです。

COREラボ共同研究とは何ですか?

若手研究者がプロジェクトリーダーとなって研究チームを構成し、受入研究所で中長期滞在し、研究活動を行います。優秀な研究者らと深い議論を交わすことで、飛躍的な研究成果、イノベーションの創出が期待されます。

申込みについて

共同研究課題の公募申込みはどのようにすればよいですか?

本ホームページ上にある【拠点公募申請システム】からお申込みください。

次年度も引き続き同じ内容の共同研究を希望していますが、手続きはどのようにすればよいですか?

新たに申請、採択される必要があります。申請の際、新規・継続を問う項目がありますので、継続を選択してください。

同じ研究領域(研究所)に複数の課題を申請することはできますか?

可能です。課題ごとに申請してください。

同一内容の課題を複数の研究領域(研究所)に申請することはできますか?

同一内容の課題を重複して申請することはできません。
複数領域での共同研究を希望される場合は、受入教員と相談のうえ、
「展開共同研究」もしくは「クロスオーバー共同研究」の課題区分で申請してください。

海外からの申請は可能ですか?

可能です。

申込者が外国人の場合、どのように申請すればよいですか?

受入教員が申込者のメールアドレスとパスワードで代理申請していただいてもかまいません。ただし、採否結果の連絡や応諾書、成果報告書の提出依頼等すべてのお知らせは、登録されたメールアドレス宛に届きますのでご留意のうえ適宜ご対応ください。

拠点ホームページの申請システム以外の申込み方法はありますか?

原則、申請システムから申し込んでいただくことになりますが、困難な場合は拠点本部までご連絡ください。

応諾書・共同研究参加者登録について

応諾書の申込者及び所属長の押印を省略することはできますか?

共同研究を遂行する意思があり、応諾書の内容を承諾する場合は、押印を省略することはできません。申込者が外国人の場合は、サインで問題ありません。

応諾書に記載の所属長とはどのような立場ですか?

大学の場合は、所属している部門の長を意味します。企業の場合は、所属している課の長を意味します。

共同研究の開始にあたり、研究倫理教育の受講は必要ですか?(研究倫理教育について)

拠点として研究倫理教育は実施いたしませんが、応諾書において、以下の内容を理解し、遵守するとともに、研究費を適正に使用することを、ご承諾いただきます。

応諾書の内容に承認できない場合、手続きはどうすればよいですか?

共同研究を行っていただくことはできませんので、速やかに受入教員に連絡し、辞退届を受入研究所の拠点事務担当までご提出ください。

共同研究参加者には誰を登録することができますか?

研究者だけでなく、大学生、大学院生も含め、研究に参加する方をご登録いただけます(拠点公募システムから、随時、追加・削除できます)。

申請時に共同研究参加者として登録されていなくても研究に参加することはできますか?

研究開始後であっても、拠点公募にて共同研究参加者を随時登録できますので、必ず登録するようにしてください。

共同研究参加者に大学生、大学院生等の学生を追加することは可能ですか?(保険加入について)

大学生、大学院生等の学生も参加できますが、学生教育研究災害傷害保険(略称「学研災」)及び学研災付帯賠償責任保険(略称「付帯賠責」)同等以上の保険加入が必要です。

採択後について

共同研究の開始から終了まではどのような流れとなりますか?

採択後に応諾書を提出いただいた後、共同研究が開始可能となります。そして、共同研究終了時に報告書をご提出いただきます。

採択後に研究代表者の所属機関・連絡先、共同研究参加者等に変更が生じた場合はどうすればよいですか?

所属機関や受入教員に変更が生じた場合は、「変更届」の提出が必要ですので、受入研究所の拠点事務までお問い合わせください。なお、所属機関の変更に伴い、連絡先等に変更が生じる場合は、拠点公募申請システムからご自身で研究者登録情報を修正してください。
共同研究参加者の追加・変更も、拠点公募申請システムから手続き可能です。

課題の予算は何に使用できますか?

予算(共同研究費)は、受入研究所に来所し共同研究を行うための旅費が主な使途となっています。研究計画に則した回数の来所をお願いします。
なお、旅費以外に、論文投稿費や必要な試薬品等の消耗品購入費等にも予算をご使用いただけます。詳細は、受入研究所より送付される「事務手続きの手引き」をご確認のうえ、計画的に執行してください。

予算の使用に係る事務手続きはどのようにすればよいですか?

採択後に受入研究所から「事務手続きの手引き」が送付されますので、それに従ってください。不明な点は受入研究所にお問い合わせください。

研究費は、受入研究所を訪問する以外の旅費にも支出が可能ですか?

採択課題に関する研究成果を学会等で発表するための旅費、研究に関連した学会や研究会等に参加するための旅費等に支出できます。詳細は、採択後に受入研究所より送付される「事務手続きの手引き」をご確認ください。

研究費は、受入教員の旅費の支出が可能ですか?

次世代若手共同研究を除いて、研究代表者の了承のうえで、受入教員の旅費を支出できます。
主な事例は下記のとおりです。
・受入教員が研究代表者の所属機関へ共同研究のため出張する際の旅費
・研究代表者と受入教員(主)が受入教員(副)の研究所へ共同研究のため出張する際の旅費
・研究代表者と受入教員が、それぞれの所属機関外の研究施設等に集合し、測定などの共同研究を一緒に遂行する際の旅費

研究費は、登録のある共同研究参加者の旅費の支出が可能ですか?

研究代表者の了解のもとであれば、可能です。

次世代若手共同研究に採択されたことを履歴書に記載できますか?

記載できます。研究期間は採択通知に記載された期間となります。また、次世代若手共同研究採択者には『拠点卓越学生研究員』の称号が付与されますので、併せて記載していただけます。

出張手段に自家用車を使うことはできますか?

原則として可能ですが、必ず事前に受入研究所の拠点事務に相談のうえ、必要な事務手続き行ってください。

成果報告書について

成果報告書はどのように提出しますか?

拠点本部から案内がありますので、指定された期日(研究期間が終了する3月末ごろ)までに、拠点公募システムから提出してください。

成果報告書はどのように公開されますか?

成果報告書は拠点ホームページにて公開されます。公開開始は、翌年度の秋頃となります。

研究成果の発表について

研究成果を発表する場合、謝辞の書き方は決まっていますか?

本拠点による成果を発表される場合には、以下の英文または日本語の謝辞を記載してください。

(英文例)This work was performed under the Cooperative Research Program of “Network Joint Research Center for Materials and Devices (MEXT).”
(英文短縮例)This work was performed under the Cooperative Research Program of “NJRC Mater. & Dev. (MEXT).”
(日本語例)この研究は「物質・デバイス領域共同研究拠点」の共同研究プログラムの助成を受けたものです。